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同志社大学人文科学研究所
第21期17研究(2022-24)(代表:王柳蘭)
2024年6月20日 [ 同志社志高館SK 201)]
日本占領期のフィリピン
開催日時 2024年6月20日(木) 16:30~18:00
発表者 寺見元恵(XXXXXXX)
発表報告
本発表では、中国における内陸地域から辺境地域へ移住させられた政策移民が使用する言語である「Changhua」を研究対象とする。「Changhua」とは政策移民が地元民とコミュニケーションをとる中で、それぞれの言語がピジン化し、新しく生成された混成語である。本発表では、中国雲南省の一工場を事例として取り上げ、「Changhua」がいかに生成され、そして工場の企業改革、また移民の二世、三世が工場を離れることにともなって消滅していったかのプロセスを考察し、言語を通してアイデンティティの形成と変容を明らかにした。地理的な明確なボーダー(工場の場壁)がなくても、文化的(上海ー雲南)、社会的(国営工場ー農家)のボーダーは常に「われわれ」と「他者」を区別し、Changhuaに表出されてきたと思われる。
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