top of page
同志社大学人文科学研究所
第21期17研究(2022-24)(代表:王柳蘭)
加藤 裕美 Yumi Kato
マレーシア、ボルネオ島内陸部にあるブラガ町(2018年9月、加藤裕美撮影)
インドネシア人移住者とともに行う生業活動(2017年3月、加藤裕美撮影)
ディシプリン 文化人類学、東南アジア地域研究
研究対象地域 マレーシア、インドネシア
研究テーマ
・インドネシアからマレーシアへの国際労働力移動
・移住者を含めたコミュニティの維持と境界
・少数民族集団の言語とアイデンティティの動態
ボーダー(境界)について一言
マレーシアのボルネオ島では、インドネシアから労働者として働きに来て、そのままマレーシアで家族を持ち定住する人が少なからずいます。移住者と移住者を受け入れる社会では、どのような状況でボーダー(境界)が出現するのでしょうか。境界は、同じ現実世界に生きていても、ある誰かにとっては境界となり、ある誰かにとっては境界が見えないこともあります。また、同じ場を対象としても、ある状況では境界が現れ、ある状況では境界が現れないこともあります。誰にとって、いつどのような状況で境界が現れるのか、現れないのか。その境界の現れ方によって人と人のつながりや、コミュニティのありかたについて考えていきたいと思います。
bottom of page